USBメモリをパソコンに接続したのに認識されず、「USBデバイスが認識されません」と表示されたことはありませんか?WindowsでUSBが読み込めないと、エクスプローラーにも表示されず、保存していたファイルにアクセスできなくなることがあります。
ただし、原因によっては設定や接続を見直すことで改善できる場合があります。焦ってフォーマットするとデータが消えてしまう可能性があるため、まずはデータを保護することが大切です。本記事では、USBが認識されない原因と対処法を解説し、データを復元する方法やWindowsの設定についても紹介します。
Part 1. USBが認識されない原因
パソコンとUSB機器の通信がうまくいかないと、USBが認識されないエラーが発生することがあります。原因はさまざまですが、USBメモリの接続トラブルは、必ずしも本体の故障とは限りません。
ソフトウェアや電源まわりの問題が原因であるケースも多く、Windowsの更新や電源リセット、ドライブ文字の変更など、簡単な対処で改善できる場合があります。一方、USBメモリ本体の劣化や故障が原因の場合は、交換が必要になることもあります。
Part 2. USBが認識されないときに試したい簡単な対処法
まずは、以下の方法を順番に試して、USBが認識されるか確認してみましょう。
パソコンを完全に再起動すると、USB関連のシステムが読み込まれ直し、接続した機器を再認識できる場合があります。スリープではなく、再起動を行うのがおすすめです。
USBメモリを別のUSBポートに直接接続してみましょう。特に、パソコン本体に搭載されているポートを使用すると、接続や電力不足による問題を切り分けやすくなります。
USBメモリを別のパソコンに接続してみることで、USB本体に問題があるのか、使用しているパソコン側に原因があるのかを確認できます。別のパソコンでは正常に認識される場合、現在使用しているパソコン側に原因がある可能性があります。
外付けケースなどを使用している場合、ケーブルの劣化や接触不良が原因になることがあります。互換性のある別のケーブルに交換して、接続を確認してみましょう。
接続しているUSB機器をいったんすべて取り外し、1台ずつ接続し直してみましょう。機器同士の競合や電力不足が原因となっている場合、問題のある機器を特定しやすくなります。
注意:
WindowsからUSBメモリのフォーマットを求められる場合がありますが、データが必要な場合はすぐにフォーマットしないでください。フォーマットによってデータが失われる可能性があるため、まずデータの復元を試すことをおすすめします。
Part 3. 認識されないUSBメモリからデータを復元する方法
ここまでの方法を試してもUSBメモリが認識されない場合は、無理に修復を続ける前に、まず保存されているデータを確認しましょう。エクスプローラーに表示されなくても、「ディスクの管理」ではUSBメモリが認識されているケースがあります。
iToolab RecoverGo Windows Data Recoveryを使えば、認識されているUSBメモリをスキャンして、アクセスできなくなったファイルを探すことができます。誤削除やファイルシステムのエラー、パーティションの問題などで失われた写真や動画、ドキュメントなどの復元を試せるため、USBメモリのデータを取り戻したい場合の選択肢の一つです。
特に大切なデータが入っている場合は、フォーマットや初期化などを先に行わず、データを復元してからUSBメモリの修復を進めるようにしましょう。
手順は以下の通りです。
手順 1
RecoverGo Windows Data Recoveryをインストールして起動したら、復旧したいUSBを選択し、「紛失したデータを探す」をクリックします。
手順 2
ソフトがUSB全体をスキャンし、復元可能なデータを検索します。スキャン時間はUSBの容量や保存されているデータ量によって異なります。
手順 3
スキャンが完了すると、復元可能なファイルが一覧表示されます。復元したいファイルをプレビューで確認し、「復元」をクリックします。最後に、復元したデータの保存先を指定すれば、USB削除データ復元が完了します。
Part 4. USBが認識されない問題を解決する6つの方法
データを確保できたら、次はUSBが認識されない問題を解決していきましょう。ここからは、「USBデバイスが認識されません」と表示されるときに試したい6つの対処法を紹介します。
方法①|USBドライバーを更新する
USBドライバーに問題があると、WindowsがUSBメモリやUSB機器を正常に認識できないことがあります。「デバイス マネージャー」で「不明なUSBデバイス」と表示されたり、黄色い「!」マークが付いていたりする場合は、ドライバーを更新してみましょう。エラーコードが表示されている場合、コード43はデバイスに問題が発生したためWindowsが停止した状態、コード28は必要なドライバーがインストールされていない状態を示しています。
- 「デバイス マネージャー」を開き、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開します。「不明なUSBデバイス」や黄色い「!」マークが付いた項目を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 表示された画面で「ドライバーを自動的に検索」をクリックします。利用可能なドライバーが見つかった場合は、画面の指示に従ってインストールしてください。
方法②|USBコントローラーを再インストールする
新しいドライバーが見つからない場合は、USBコントローラーを一度アンインストールして再インストールすることで、設定をリセットして問題が改善する可能性があります。パソコンを再起動すると、WindowsがUSBコントローラーを自動的に検出し、必要なドライバーを再インストールします。
- 「デバイス マネージャー」を開き、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開します。問題のあるUSBコントローラーを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
- 確認画面が表示されたら、「アンインストール」をクリックします。同じ項目内に問題のあるデバイスが複数ある場合は、それぞれについて同じ操作を行います。
その後、パソコンを再起動すると、WindowsがUSBコントローラーを自動的に再認識します。
方法③|USBのセレクティブ サスペンドを無効にする
Windowsの省電力機能によってUSBポートが一時的に停止し、USBメモリが正常に再認識されないことがあります。パソコンのスリープ解除後などに「USBデバイスが認識されません」と繰り返し表示される場合は、USBのセレクティブ サスペンドを無効にしてみましょう。ただし、特にノートパソコンでは消費電力が多少増える可能性があります。
- 「コントロール パネル」から「電源オプション」を開き、「プラン設定の変更」をクリックします。
- 「詳細な電源設定の変更」をクリックし、「USB設定」の「+」をクリックして展開します。
- 「USBのセレクティブ サスペンドの設定」を展開し、「バッテリ駆動」と「電源に接続」の両方を「無効」に変更します。「適用」→「OK」の順にクリックして設定を保存し、パソコンを再起動します。
方法④|Windowsを最新の状態に更新する
Windowsを更新すると、USBコントローラーやマザーボードのチップセットに関する最新のソフトウェアがインストールされるほか、一時的な不具合や既知のシステム上の問題が解消されることがあります。USBが認識されない場合は、Windows Updateを確認してみましょう。
Windows 10の場合
- 「設定」から「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開きます。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックし、利用可能なWindowsやドライバーの更新プログラムがあればインストールします。
Windows 11の場合
- 「設定」から「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」をクリックします。
- 続いて「詳細オプション」→「オプションの更新プログラム」を開き、利用可能な「ドライバーの更新」があれば選択して、「ダウンロードしてインストール」をクリックします。完了したらパソコンを再起動しましょう。
方法⑤|「ディスクの管理」でUSBにドライブ文字を割り当てる
USBメモリ自体は正常に認識されていても、ドライブ文字が割り当てられていないため、エクスプローラーに表示されないことがあります。「ディスクの管理」ではUSBが確認できるのに「PC」に表示されない場合は、ドライブ文字を設定してみましょう。
- Win + Xキーを押し、「ディスクの管理」を選択します。
- 下側の一覧からUSBメモリを探します。容量を確認し、対象のUSBメモリを特定してください。
- USBのボリュームを右クリックして「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。
- ドライブ文字が設定されていない場合は、「追加」をクリックします。すでにドライブ文字が設定されているのにエクスプローラーに表示されない場合は、「変更」をクリックします。別のドライブ文字を選択して「OK」をクリックし、設定を保存します。
方法⑥|Windowsのエラーチェック機能を実行する
Windowsには、ドライブのファイルシステムに発生したエラーを確認・修復する機能があります。USBメモリがFAT32、exFAT、NTFSとして認識されているものの、正常に開けない場合に試してみましょう。なお、RAWと表示されているドライブでは、Windowsがファイルシステムを認識できないため、この方法は使用しないでください。
- エクスプローラーでUSBメモリを右クリックし、「プロパティ」を開きます。続いて「ツール」タブを選択します。
- 「エラーチェック」の「チェック」をクリックし、続いて「ドライブのスキャン」を選択します。スキャンが完了すると、Windowsが検出・修復したエラーを確認できます。
ここまでの方法を試してもUSBが認識されない場合は、USBメモリ本体の故障が原因である可能性が高くなります。コントローラーや端子などが故障している場合は、自分で修理するのは難しいため、重要なデータが保存されている場合は専門のデータ復旧サービスへの相談を検討しましょう。
USBが認識されないときによくある質問
まとめ
USBが認識されないときは、すぐに故障と判断してしまうのではなく、まずUSBポートやドライバー、Windowsの設定などを一つずつ確認してみましょう。今回紹介した方法で改善できるケースもあります。ただし、USBメモリに大切な写真やファイルが保存されている場合は、フォーマットや初期化を行う前に、RecoverGo Windows Data Recoveryなどを使ってデータの復元を優先することが大切です。焦らず原因を切り分けながら対処し、USBメモリに保存した大切なデータを守りましょう。